パンに塗るだけじゃない!アイデア満載!ピーナッツバターを使った美味しい料理・お菓子レシピ&アレンジ術!
2026年5月更新|麻布十番のお店で、店主・スタッフが実際に試したレシピをまとめました
「ピーナッツバターって、パンに塗るくらいしか思いつかなくて」と店頭でおっしゃる方は、思いのほか多くいらっしゃいます。
私たちも、開業して間もない頃は、自分たちでもレシピの引き出しがそれほど多かったわけではありませんでした。毎日5台の搾り器を回しながらお客さまと話をしていると、料理に入れている、ドレッシングに混ぜている、お菓子に焼き込んでいる、と、いろいろな食卓の風景を教えていただきます。ご家庭で長く続けてこられた使い方をうかがって、こちらが教わる側になることも少なくありません。
このページでは、お客さまから教わったレシピや、それをお店で作ってみたものを、5つご紹介します。
レシピそのものは、難しいものではありません。ピーナッツバターは、思っていたよりずっといろいろな食材となじむ食材なのだと、最近よく感じています。
この記事のレシピは、すべて無糖の生搾りピーナッツバターで作っています。市販の加糖タイプでも作れますが、味の決め方が変わります。詳しくは記事の最後でご紹介しています。
もくじ
ピーナッツバターのアレンジレシピ①
エルビスサンド

エルビス・プレスリーが生涯愛したと伝えられているサンドイッチがあります。「エルビスサンド」。ピーナッツバターとバナナを挟み、たっぷりのバターで両面を焼く、というそれだけのものです。
ただ、本場のエルビスサンドにはもう一枚、ベーコンが入ります。
日本ではバナナとピーナッツバターだけの簡略版が広まっているようですが、ベーコンを足すと、印象がずいぶん変わります。塩気がピーナッツの香りとバナナの甘さの間に入って、全体の落ち着きどころが見つかる、という感じでしょうか。
材料(1人分)
- 食パン 2枚(6〜8枚切り)
- ピーナッツバター 大さじ2
- バナナ 1本
- ベーコン 2枚(お好みで)
- はちみつ 小さじ1(お好みで)
- バター 適量
作り方
- 食パンの片面ずつにピーナッツバターを塗ります。CRUNCHYタイプを使うと、粒の食感が後から効いてきます。
- バナナを薄切りにし、片方のパンに並べます。
- ベーコンを使う場合は別のフライパンで先にカリカリに焼き、バナナの上に重ねます。はちみつを使う場合はここで少しだけ。
- もう一枚のパンを重ね、軽く押さえます。
- フライパンにバターを溶かし、弱めの中火で両面をきつね色に焼きます。
焦らずに焼くこと、というのが、小さなコツかもしれません。表面だけが先に色づかないよう、火加減を時々下げながら、中までゆっくり温まるのを待ちます。バナナがとろけてきたら、頃合いです。
無糖のピーナッツバターで作ると、はちみつの量で甘さを自分で調整できるので、全体のバランスが取りやすいように思います。
ピーナッツバターのアレンジレシピ②
豚肉のピーナッツバター炒め

ピーナッツバターを使った炒め物は、東南アジアの料理に近い味わいになります。タイには豚肉のピーナッツソース炒めが、インドネシアにはサテソースがあります。豚の脂とピーナッツバターのコクが互いを引き立て合って、ご飯がよく進みます。
作り方にひとつだけ、コツがあります。ピーナッツバターは油分が多いので、最初から豚肉に揉み込んで炒めると、フライパンの底に張りついて焦げやすい食材です。下味と仕上げで二段に分ける作り方で書きました。
材料(2人分)
豚肉と下味用
- 豚薄切り肉(ロースまたはバラ) 200g
- しょうゆ 大さじ1
- 酒 大さじ1
- 片栗粉 大さじ1
- にんにく 1片(みじん切り)
- しょうが 1片(みじん切り)
- 玉ねぎ 1/2個(薄切り)
- ごま油 大さじ1
合わせソース
- ピーナッツバター 大さじ2
- しょうゆ 大さじ1/2
- 水 大さじ2
- 砂糖 小さじ1
仕上げ
- ピーナッツバター 大さじ1(追いがけ用)
- 青菜(小松菜やチンゲン菜のさっと茹で、お好みで)
作り方
- 豚薄切り肉を食べやすい大きさに切り、しょうゆ・酒・片栗粉・にんにく・しょうがを揉み込み、10分ほど置きます。
- 別のボウルで合わせソースを混ぜ合わせます。ピーナッツバターは少しずつ水を加えて伸ばすと、滑らかにまとまります。
- フライパンにごま油を熱し、玉ねぎを薄い焼き色がつくまで炒めて、いったん端に寄せます。
- 同じフライパンに豚肉を加え、両面に焼き色がつくまで炒めます。
- 豚肉に火が通ったら、火を弱めるか一度止めて、合わせソースを加えて全体に絡めます。玉ねぎともなじませます。
- 器に盛り付け、最後に仕上げ用のピーナッツバターをひとさじ、料理の上に静かにのせます。お好みで青菜を添えて、できあがりです。
最後に乗せるピーナッツバターを、私たちは「追いピーナッツバター」と呼んでいます。温かい料理の上でゆっくり溶けはじめ、ひとくちごとにソースに混ざっていきます。一皿を食べ終えるまでピーナッツの香りが残るので、ひと手間ですが、ぜひ最後にのせてみてください。
ソースを最後に絡める、追いのピーナッツバターを最後にのせる——この二段構えで、ピーナッツの香りがしっかり残ります。SMOOTHタイプを使うと均一に絡んで、見た目もきれいに仕上がります。
ご飯の上に乗せて丼にしても、ゆでた中華麺と合わせて担々麺風にしても、おいしくいただけます。
ピーナッツバターのアレンジレシピ③
ピーナッツバターのポテトサラダ

ピーナッツバターをポテトサラダに少し加える、という使い方は、お店のスタッフから教えてもらったものです。ピーナッツバターが大好きで、ご自宅でも常備しているスタッフがいて、「マヨネーズに置き換えるんじゃなくて、隠し味で少しだけ入れるとおいしいんですよ」と。試してみたところ、たしかに、コクがうっすらと加わって、ポテトサラダの輪郭が少し変わります。
ピーナッツバターはコクが強いので、入れすぎると全体がピーナッツの味に支配されてしまいます。隠し味として添える、くらいの分量がちょうどよいようです。
材料(4人分)
- じゃがいも 4個
- にんじん 1/2本
- きゅうり 1本
- 玉ねぎ 1/4個
- ゆで卵 1個(お好みで)
- マヨネーズ 大さじ4
- ピーナッツバター 大さじ1
- 酢 小さじ1
- 塩・こしょう 少々
作り方
- じゃがいもとにんじんは皮をむいて一口大に切り、塩を入れた湯で柔らかくなるまでゆでます。
- きゅうりは薄切り、玉ねぎは薄くスライスし、それぞれ塩を振って5分置き、水気を絞ります。
- ボウルにマヨネーズとピーナッツバターを入れ、酢を加えてよく混ぜます。先にこの二つを混ぜておくと、後でじゃがいもに均一に絡みます。
- ゆでたじゃがいもとにんじんは、熱いうちにフォークで軽く潰します。粗めに潰すくらいがちょうどよい食感になります。
- すべての材料を合わせ、塩・こしょうで味を整えます。
大さじ1だと「何か入っているけれど、ピーナッツバターだとは気づかない」くらいの、うっすらとした風味になります。お弁当に入れても傷みにくく、夏場でも重宝するそうです。
ピーナッツバターのアレンジレシピ④
ピーナッツバタークッキー

無糖のピーナッツバターでお菓子を作るときに、ひとつだけお伝えしておきたいことがあります。
市販の加糖タイプ向けに書かれたレシピをそのまま使うと、無添加で作ったときに少しパサつくことがあります。加糖タイプには砂糖と植物油脂が含まれているので、レシピ全体としてはそれを前提に組まれているのです。
下のレシピは、無添加のピーナッツバターで作ることを前提に組み直しました。バターを少し増やして、砂糖は控えめに。ピーナッツの香ばしさが、しっかり立ち上がります。
材料(約20個分)
- 無塩バター 110g(室温で柔らかくしておく)
- きび砂糖 80g
- 卵 1個
- ピーナッツバター(無糖) 100g
- 薄力粉 200g
- ベーキングパウダー 小さじ1/2
- 塩 ひとつまみ
作り方
- ボウルにバターときび砂糖を入れ、白っぽくなるまで泡立て器で混ぜます。
- 溶きほぐした卵を3回に分けて加え、その都度よく混ぜます。
- ピーナッツバターを加え、ゴムベラに持ち替えて混ぜ合わせます。
- 薄力粉、ベーキングパウダー、塩を合わせてふるい入れ、さっくりと混ぜます。あまり練らないように。
- 生地をラップで包み、冷蔵庫で30分以上休ませます。
- 直径3cmほどに丸めて天板に並べ、フォークで軽く押さえて十字の模様をつけます。
- 170℃に予熱したオーブンで、12〜15分ほど焼きます。
焼き上がりは柔らかいので、天板の上で少し冷ましてから移します。完全に冷めると、ピーナッツの香りがゆっくりと立ち上がる、しっかりした食感のクッキーになります。
SMOOTHで作ると上品な仕上がりに、CRUNCHYで作るとピーナッツの粒の食感が残って、お菓子というよりナッツバー寄りの印象になります。気分によって使い分けていただくのもよいかもしれません。
ピーナッツバターのアレンジレシピ⑤
バナナのピーナッツバターアイス

夏になると思い出すレシピがあります。完熟バナナを冷凍して、ピーナッツバターと一緒にミキサーにかけるだけ、というものです。砂糖も生クリームも使いません。バナナとピーナッツバターだけで、ちゃんとアイスクリームになります。
材料(2〜3人分)
- 完熟バナナ 3本(皮をむいて一口大に切り、冷凍しておく)
- ピーナッツバター 大さじ3
- 牛乳または豆乳 大さじ2〜3(お好みで、滑らかさを調整)
- 塩 ひとつまみ
作り方
- バナナは前日のうちに皮をむき、輪切りにして冷凍しておきます。
- ミキサーかフードプロセッサーに、凍ったバナナ、ピーナッツバター、牛乳、塩を入れます。
- 一気に回します。最初は固いので、何度かヘラで内側をかき集めながら、滑らかになるまで回します。
- すぐに食べるとソフトクリーム状の食感、容器に移して30分ほど冷凍庫で休ませると、もう少し固いアイスクリーム状になります。
完熟したバナナを使うこと——これがいちばんのポイントです。皮に黒い斑点が出ているくらいの、甘みが乗ったバナナを使うと、砂糖を足さなくても十分に甘いアイスになります。逆にまだ青いバナナだと、ぼんやりした味になってしまいます。
無糖のピーナッツバターで作るのがおすすめです。バナナの自然な甘さを邪魔せず、ピーナッツの香りがすっと残ります。
KINOMINOのピーナッツバターのこと

ここまでお読みいただいて、ありがとうございます。最後に少しだけ、私たちのピーナッツバターの話をさせてください。
KINOMINOのピーナッツバターは、千葉県産のナカテユタカという品種を100%使っています。煎ったときの香ばしさがまっすぐ立ち上がる品種で、4種のなかでもとくに、パンに塗ってそのまま食べたときの満足感が大きいピーナッツバターです。
お店ではご注文をいただいてから、海外から取り寄せた専用の搾り器で、ひと瓶ずつ搾ります。砂糖も、植物油脂も、保存料も、何も加えていません。ピーナッツだけです。
このページでご紹介したレシピは、市販の加糖タイプのピーナッツバターでも作れます。ただ、無糖のピーナッツバターで作っていただくと、レシピの味の輪郭がはっきりします。お菓子なら砂糖の量を自分で決められる。料理ならピーナッツの香りがそのまま立ち上がる。サンドイッチならバナナや具材の甘さを引き立ててくれる。
「使い分け」というほど大げさなことではありませんが、料理用の調味料として使うなら、無糖のピーナッツバターは扱いやすい食材なのだと思います。
テレビ東京「アド街ック天国」 麻布十番 手土産5位選出|TV4番組で紹介
千葉県産ナカテユタカ種100%|純度100%
よくあるご質問
店頭やオンラインでお客さまから繰り返しいただくご質問を、ここにまとめておきます。
Q. 加糖タイプのピーナッツバターでも作れますか?
はい、お手元にある加糖タイプでもどのレシピも作れます。ただ、無糖のピーナッツバターのほうが甘さや塩味を自分で調整しやすく、レシピ全体の味の輪郭が整います。とくにお菓子レシピは、無糖タイプでの配合を前提に組んでいます。
Q. SMOOTHとCRUNCHY、どちらがおすすめですか?
パンに塗って食べることが多い方はCRUNCHY、お料理やお菓子に使うことが多い方はSMOOTHを選ばれるのが一般的です。今回ご紹介したレシピでは、サンドイッチやおつまみにはCRUNCHY、炒め物やソースにはSMOOTHが向きます。両方使い分ける方も少なくありません。
Q. 油が分離しているのですが、大丈夫ですか?
はい、まったく問題ありません。砂糖や植物油脂を加えていない無添加のピーナッツバターは、自然にナッツ由来の油分が分離します。むしろ、油が分離しているということが、ナッツ以外のものが入っていない証でもあります。よくかき混ぜてからお使いください。
Q. ピーナッツバターはどのくらい日持ちしますか?
KINOMINOの無添加ピーナッツバターは、開封後は約1-2ヶ月を目安にお召し上がりください。100gのRegularサイズなら、毎朝パンに塗って2〜3週間ほどで使い切れる量です。料理やお菓子にも使う方や、ご家族で召し上がる方はLargeサイズのほうが気兼ねなくお使いいただけます。
Q. 子どもに食べさせても大丈夫ですか?
砂糖も添加物も使っていないので、お子さまにも安心してお出しいただけます。オンラインショップで「子どもが気に入って毎朝これじゃないと食べないんです」というお声をいただくこともあります。ただしピーナッツアレルギーの可能性は大人と同じくありますので、初めて召し上がる場合は少量からお試しください。
まとめ
ピーナッツバターは、思っていたよりずっといろいろな食材と組み合わさってくれる調味料です。
このページでご紹介した5つのレシピは、お客さまから教わったり、お店で作ってみたりしながら、これはおいしいと思ったものを書きました。けれど、組み合わせの可能性はもっとたくさんあります。お味噌汁にひとさじ溶かす、ヨーグルトに乗せる、トーストにバナナと一緒に。ご家庭で見つけた使い方があれば、お店にいらしたときにお聞かせいただけたらうれしく思います。
私たちも、新しい使い方をお客さまから教わりながら、毎日お店でナッツバターをお作りしています。
▼ 4種のナッツバターの選び方はこちら
▼ 自宅でのピーナッツバターの作り方
▼ ピーナッツバターの栄養とダイエット
<Write:KINOMINOナッツバター編集部>
